top of page

​研究内容/ Research

・電気化学的手法を駆使した有機合成反応の開発

 一般になじみ深い水の電気分解においては、陽極上では電子を奪う酸化反応、陰極上では電子を与える還元反応が進行します。水の代わりに有機化合物を用いた場合にも同様の酸化還元反応が引き起こされ、様々な活性中間体を与えます。このような電極表面における電子移動を利用する合成手法は有機電解合成(Organic electrosynthesis)と称され、まさに「電子を試薬」とする反応様式は外部制御の容易さや環境調和性などの観点から産業的にも注目が高まっています。

 ​​電解反応系では多種多様な中間体が発生しますが、その選択性は化合物の分子構造のみならず電極素材やセル構造、電解液組成といった無数のパラメーターによって支配されています。我々は、このような現象の背景にある原理原則を解明・理解し、自在にコントロールすることで優れた有機合成反応を実現できると考えて、日々研究に取り組んでいます。

​電解反応の概念図

image.png

​電解反応を行っている様子

PXL_20251128_025714903_edited.jpg
PXL_20251203_022147724 (1)_edited.jpg
IMG_1729_edited.jpg

非分離型セル(Undivided cell)

​

通常用いる電解セルです。様々な流派が存在しますが、我々はシュレンク管を好んで用いています。時にはフラスコに電極を差し込み、グラムスケールの反応を豪快に行います。

分離型セル(Divided cell)

​

陽極室・陰極室が隔膜によって分離されているため、対極反応を抑制することができます。

電解フローマイクロリアクター

​(Electrochemical flow microreactor)

​

マイクロメートル単位の非常に狭い電極間に反応溶液を流通することで電解反応を行います。連続的な送液のみでスケールアップを実施でき、小型ながらもパワフルな装置です。

©2024 Kazuhiro Okamoto Wix.com で作成されました。

bottom of page